画像を渡す準備

イラストの確認用・公開用・
原稿を分けて渡す

修正確認の画像と、正式な納品原稿を同じ名前で渡さない。用途ごとに分けるだけでも、受け取った人が選びやすくなります。

1. 渡す画像の役割を決める

確認用は構図や色、修正箇所を見るための画像です。公開用は掲載先に合う寸法に整えた画像、原稿は合意した仕様で納める正式データです。必ず三つとも必要なわけではありません。相手と「どれが確認用で、どれが納品用か」を先に決め、公開可否や利用範囲も別途確認します。

SAMPLEの透かしは確認段階であることを示す目印です。著作権の登録、相手との契約、除去防止の仕組みではありません。透かしがあっても複製や切り抜きは可能です。未公開作品の送付先と権限を確かめ、閲覧してよい相手へ必要な範囲で渡します。

2. 手作業で作る場合は、原稿を複製する

  1. 元データを残して複製を開きます。レイヤー付き原稿を、そのまま共有用ファイルで上書きしないようにします。
  2. 画像編集ソフトで縦横比を固定し、最大辺を確認しやすい大きさへ縮小します。例として2400 × 1600pxを最大辺1280pxにすると、約1280 × 853pxです。
  3. 別レイヤーにSAMPLEを置き、明るい場所と暗い場所の両方で読めるか見ます。薄すぎる、重要な修正箇所を隠すといった状態を調整します。
  4. PNGまたは合意した形式で別名保存し、書き出したファイルを開き直します。原稿ファイルと同じ名前・場所へ保存しないようにします。

元が800 × 600pxなら、1280pxまで拡大する必要はありません。確認用に縮小することと、印刷用の細部を増やすことは別です。また、PNGは透明を扱えますが、JPEGは透明を保持しません。透明が必要な原稿をJPEGへ置き換える前に、相手の指定を確認します。

3. 無料のSAMPLE作成を使う

単画像のSAMPLE透かし作成では、PNG/JPEGを1枚選び、結果を確認してPNGをダウンロードします。ログイン不要、上限は6 MiB・400万画素です。縦横比を保って拡大せず最大辺1280pxまで縮め、固定のSAMPLEを入れます。最大辺と濃さを調整できますが、任意の文字やロゴには置き換えられません。

8bitの静止・非インターレースPNGとRGB/グレーJPEGが対象です。APNG、16bit、CMYK、EXIFで回転・反転が指定された画像は受け付けません。必要なら編集ソフトで向きを確定し、対応形式で別名保存します。

画像処理はブラウザー内で行い、当サービスへ画像を送信しません。元ファイルを書き換えず、生成した画像を別に保存します。ブラウザーの画像表示・書き出しによる結果なので、印刷用のICCプロファイルや元のメタデータを保持する用途には使わないでください。向き、透明部分、線の見え方を、必ず出力ファイルで確認します。

4. ファイル名と、添える一文をそろえる

例えば「work_07_v03_sample.png」「work_07_v03_web.png」「work_07_v03_original.png」のように、作品番号・版・役割をそろえます。元の長い名前をそのまま増やすより、対応が分かる一覧を付ける方法もあります。sampleという名前だけで公開禁止が伝わるとは限らないため、共有メッセージにも条件を書きます。

こちらは修正確認用の縮小画像です。SAMPLE入りの画像は公開・印刷には使わず、内容をご確認ください。正式な納品データは確認後にお送りします。

この文は連絡例です。実際の取引条件に合わせて直し、合意前の条件を一方的に追加しないようにします。公開用を別に作るときも、掲載先のサイズ・形式・権利表記を確認してください。

5. 複数枚なら、原稿と対応表もまとめる

毎回複数枚から原稿コピー・公開用・確認用を作る場合は、有料の画像納品パックで1〜8枚をZIPにまとめられます。サイズや濃さを設定でき、固定SAMPLEまたはPNGロゴを使い、元ファイルと出力名の対応表も残します。1枚400万画素、画像合計800万画素などの上限があり、対応形式の詳細は商品ページに記載しています。

価格は1,480円、1ユーザー・初回有効化から365日です。入金後24時間以内にBOOTHの該当注文メッセージでコードを案内し、インターネットに接続してログインした後、選択画像をサーバーへ送信して処理します。派生画像にはEXIF/ICCなどを引き継がず、色管理や印刷用変換は行いません。原稿コピーが含まれるため、最終ZIPを誰へ渡してよいかも確認します。