解像度の確認

画像のDPIを、
印刷する実寸から確認する

ピクセル数は同じでも、大きく印刷するほど細かさは下がります。画像の「dpi設定」だけで判断せず、使う寸法から確かめます。

1. まずピクセル数と印刷サイズを用意する

必要なのは画像の幅・高さのピクセル数と、実際に印刷する幅・高さのmmです。画像編集ソフトの画像情報や画像サイズ画面で、px表示を確認してください。印刷サイズは用紙名だけで判断せず、注文する商品の仕上がり寸法を使います。表紙の見開きや背幅があるデータは、単ページと同じ寸法にはなりません。

画像の細かさは本来ppi(1インチ当たりのピクセル数)で表しますが、入稿案内ではdpiと呼ばれることもあるため、ここでは実寸DPIと記します。画像に保存された72や350などの値は配置寸法の手がかりであり、任意の大きさで十分に細かく見える保証ではありません。

2. 幅と高さを別々に計算する

実寸DPI = ピクセル数 ÷(印刷する長さmm ÷ 25.4)

例えば1200 × 1800pxの画像を101.6 × 152.4mmで使う場合、幅は1200 ÷ 4、縦は1800 ÷ 6となり、どちらも300dpiです。同じ画像を203.2 × 304.8mmに広げれば、縦横とも150dpiになります。計算には、画像が実際に配置される大きさを使ってください。

縦横比が違えば、幅と高さで数値も違います。平均値だけを見ず、両方が指定値に達しているか確認します。無理に縦横を別倍率で伸ばすと絵が変形します。余白を足す、切り抜く、配置寸法を変えるなど、意図したレイアウトに直してから計算し直しましょう。

3. 塗り足しがある画像は、その外寸で見る

画像全体が塗り足しを含む原稿なら、計算の長さにも塗り足しを含めます。四辺に同じ幅を付けるとき、外寸は「仕上がり幅 + 塗り足し × 2」と「仕上がり高さ + 塗り足し × 2」です。右と左、上と下の両方があるため、1回だけ足すのではありません。

A6仕上がり105 × 148mm、四辺3mmを例にすると外寸は111 × 154mm。350dpiで必要なピクセル数は、各寸法 ÷ 25.4 × 350を切り上げ、1530 × 2123pxです。この例は計算の説明であり、すべての印刷に350dpi・3mmが必要という意味ではありません。シメケンプリントの公式案内でも用途別の推奨解像度が複数あります。注文先の商品仕様を先に確かめます。

4. 無料ツールで1枚を確かめる

  1. 単画像DPIチェックでPNGまたはJPEGを1枚選びます。上限は6 MiB・400万画素です。
  2. 仕上がり幅・高さ、四辺それぞれに付ける塗り足し幅、印刷所の目標DPIを指定します。塗り足しを含まない画像に、含む寸法を入力しないよう注意します。
  3. 幅・高さの実寸DPIと必要ピクセル数を読み、数値が不足した辺を確認します。必要なら結果をJSONで保存します。

画像処理はブラウザー内で行い、画像を当サービスへ送信しません。元画像の向きと表示を確かめて使ってください。ファイルを選び直す、寸法を変える場合は、変更後の結果を見ます。

5. 足りないときと、計算で分からないこと

設定欄のdpiだけを大きくしても、元の画素の細部は増えません。再サンプルで画素数を増やしても、失われた文字や線が元通りになるとは限りません。高解像度の原稿に戻る、使用寸法を小さくする、入稿先へ相談する順で検討します。

複数の画像をまとめて確認し、透明・枚数・連番も報告に残す場合は有料の印刷前画像チェックが対象です。1ユーザー・初回有効化から365日、1,480円。インターネット接続が必要で、画像をサーバーへ送信して使い、入金後24時間以内に注文メッセージでコードを案内します。DPIが十分でも、色・ICC・塗り足しの絵柄・文字の安全位置・ページ順の合格は保証しません。